日本一の桜の名所として知られる吉野山

古くから花の名所として知られており、その中でも特に桜は有名で、古来より日本一の桜の名所として名高いところです。
平安時代(794年~1185年)から桜が植え続けられており、その数は約3万本にも及びます。
これらの桜は、4月初旬から末にかけて、山下の下千本から順に山上へと開花してゆき、この時期の吉野山は花見客で大変賑わいます。
吉野山を含む紀伊山地には、標高千数百メートル級の急峻な山々が続く修験道の聖地で、10世紀中頃には、日本第一の霊山として中国にもその名が伝わるほど尊崇を集めました。現在は吉野山全体が世界遺産として登録されています。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」

2004年(平成16年)7月には吉野山・高野山から熊野にかけての霊場と参詣道が『紀伊山地の霊場と参詣道』としてユネスコの世界遺産に登録されています。

吉野山を出発点として、熊野までの間の、標高2000メートルに手が届きそうな高い山々を歩き続けるという、最も厳しい修行を行う道です。大昔からの原生林の残る場所です。修験者達の修行は、何日もの間、谷を渡ったり、崖を登ったり、ひたすら歩き続けるなどの修行を朝早くから夜遅くまで行うのです。
修行を行う道は、数多くの行場や拠点となる社寺を結んでおり、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)、金峯神社(きんぷじんじゃ)、金峯山寺(きんぷせんじ)、吉水神社(よしみずじんじゃ)、大峰山寺(おおみねさんじ)も世界遺産に登録されています。